求人・採用支援のポイント
募集要項の整理
『フリーターを採用したい! 20代女性で経験があるといいな。』というお話しを良く聞きます。 業界問わず採用難易度の高い層です。 その言葉を言い直すなら、次のような言葉になります。 フリーター=週5・6日入れてシフトの融通がきく 20代女性=華があってお客さんにも喜ばれる経験者=教える手間なくすぐ活躍してくれる。 覚えた頃に辞められるのも困る。 では、本当にそうでなくてはいけないのでしょうか?
募集の目的を明確にし、MUST要件(必須要件)とWANT要件(出来ればの要件)を整理することで、採用基準が明確になり“良い人材”と出会えるチャンスが広がります。
整理したい項目
- 任せたい業務内容
- 必要なスキルや経験
- 出勤して欲しい時間帯や曜日・日数
求める人物像をより明確にイメージする
整理した募集要項を満たす人物とはどんな人でしょう。 どこにいる、どんな人で、どんな生活スタイルで、どんな思考の人なのか、出来るだけ具体的に想像してください。 想像した人物が多いのか少ないのか、それが採用難易度の指標にもなります。 また、欲しい人物像イメージすることにより、募集広告で訴求すべきポイントが明確になり、より効果的な広告になるはずです。
雇用条件の整理・見直し
パートであれ正社員であれ、雇用条件は仕事選びの軸となる重要な要素です。 雇用条件を整理し出来るだけ詳しく伝える事が、求職者の信頼を得る第一歩となります。 また、自社の雇用条件と採用競合の条件を比較し、改善を行う事ができれば採用を優位に進められることは言うまでもありません。 とは言え、無理な給与水準の見直しは経営に負荷をかけてしまいます。 十分なマーケット調査をもとに、見直しをご検討ください。
自社の強みを考える
雇用条件で差別化できるケースは多くはありません。 むしろ、人材不足が加速する昨今では、競うように見直しが行われたこともあり、既に無理をなされている企業・店舗様も多いように思われます。 ここで注目すべきは、求職者は条件だけで選んでいないという事実です。 募集広告に携わっていると、一見条件が劣る募集にもかかわらず応募が伸びるケースも少なくありません。 生活スタイルや働く目的・思考は多様化し、各々の優先順位があるのだと実感しています。 採用する側も然り、職場の数だけ自慢できるポイントがありスタッフの笑顔があります。 その強みと、ターゲットの思考をマッチングすることこそが、採用成功への近道となります。