チラシ・情報誌の効果検証の方法

2017/10/11 (水)

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1.直接的な効果検証の方法

直接的な効果を測定する方法として
①クーポンの回収
②専用ダイヤルの導入
③直接確認(ヒアリング、アンケート)
があります。

1-1.クーポンの回収

クーポンの回収は、チラシの費用対効果を測定するために重要な指標です。また、精度の高いチラシを作るための資料としても活用できます。クーポン集計表には回収枚数だけでなく、クーポン内容、チラシ配布枚数、配布エリア、費用対効果などの項目を記録して効果の高いチラシ・クーポンを研究しましょう。ポスティングや新聞折込でチラシを配布する場合は、エリア別にナンバリングをして、効果の比較をするとより良いでしょう。

【クーポン集計表】

日時クーポン内容配布方法配布エリア配布枚数
回収枚数費用費用対効果
2017年8月1日
平日限定
飲み放題
2時間が3時間

A4チラシ
新聞折込
A町・B町
C町・D町

3万部

10枚
18万円

1組あたり
18,000円
2017年8月1日
平日限定
飲み放題
2時間が3時間
A4チラシ
新聞折込
E町・F町
G町・H町
1万部
10枚
12万円
1組あたり
12,000円
2017年11月1日
平日限定
飲み放題
2時間が3時間
A4チラシ
店前手配り
店前
1000部
10枚
2万円
1組あたり
2,000円
2017年11月1日
平日限定
飲み放題
2時間が3時間
フリーペーパー掲載
A町・B町
C町・D町
E町・F町
G町・H町
20万部
20枚
8万円
1組あたり
4,000円

1-2.専用ダイヤルの導入

チラシに専用ダイヤルを入れると、チラシからの予約数が測定できます。
予約専用ダイヤルは、「050」で始まる番号が一般的です。

【検証画面イメージ】

※表は弊社の管理画面サンプル

 

導入方法はコールトラッキングを提供する会社がありますので参考にして下さい。
◆株式会社コムスクエア
https://www.comsq.com/

◆株式会社ビットミックス
http://www.bitmix.jp/

当社でもツールをご案内できますのでお気軽にご相談下さい。
※専用ダイヤルのみのご案内はいたしておりません。

1-3.お客様への直接確認

お客様の直接確認方法には、ヒアリング調査とアンケート調査があります。ヒアリング調査とは、お客様との会話の中で来店動機を知る方法です。こちらは現場スタッフへの教育が必要となりますので、ヒアリング方法や記録のルールを整えてから導入しましょう。アンケート調査の場合は、質問内容に来店動機の項目を入れましょう。選択方式が一般的ですが、来店までに複数のメディアが影響していることがありますので、複数選択方式か、自由記入方式がおすすめです。

いずれの方法も手間とコストがかかるので費用対効果を考慮する必要があります。

2.WEBを活用した効果検証方法

WEBを活用すると、細かい効果まで検証することができます。チラシ⇒WEBサイトという行動パターンも増えてきていますので、WEBの数値もチェックしましょう。

2-1 .アクセス数の変化

チラシの発行前と発行後でWEBサイトのアクセス数の変化を測定してみましょう。PV数・新規訪問者数・流入数などのアクセス数が上がっている場合は、チラシの影響も考えられます。

2-2.QRコードを活用したアクセス解析

チラシに印字されたQRコードの読み込み回数は、Googleアナリティクスで測定出来ます。測定するためには専用のQRコードが必要なので、パラメーター入りのURLでQRコードを作成してください。数値はアナリティクスの集客>キャンペーンから確認ができます。

◆専用URL作成はこちら
【引用】URL 生成ツール – アナリティクス
https://support.google.com/analytics/answer/1033867?hl=ja

◆QRコード作成はこちら
【引用】QRコード(二次元バーコード)作成【無料】
https://www.cman.jp/QRcode/

【GoogleアナリティクスのQRコードからの流入数(集計>キャンペーン)】

3.効果指標のまとめ

ここまで紹介した

・クーポンの回収
・専用ダイヤルの導入
・お客様への直接確認
・アクセス数の変化
・QRコードを活用したアクセス解析

これらの数値を組み合わせてはじめて、適切な効果検証ができます。
測定した数値は集計表にまとめて記録し、継続的に変化を追いましょう。各々を比較したり、組み合わせることでより精度の高いチラシ・情報誌の販促が可能になります。

【効果測定の集計表】

4.まとめ

チラシ・情報誌の販促費は大きなコストがかかります。最適な販促を行うために、費用対効果を意識した効果検証をしましょう。また、継続的な効果検証をするために、チラシの内容やタイミングを計測し、精度の高い販促活動をしていきましょう。

 

 

 


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